東京美容外科における現在の医療倫理・技術向上・再発防止への取り組み

東京美容外科 技術講習会

平素より東京美容外科をご信頼いただき、誠にありがとうございます。
2024年に発生した解剖研修に関する一連の件につきまして、多くの皆様にご不快な思いとご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。

私たちはこの件を重く受け止め、この1年半、医療従事者としての在り方や、社会から求められる責任について、改めて見直しを行ってまいりました。
美容医療は、患者様との信頼関係の上に成り立つ医療です。
そのためには、知識や技術だけでなく、高い倫理観と誠実な姿勢が何より重要であることを、私たちは改めて深く認識しております。

医師教育・技術向上への取り組み

現代の美容医療は、日々目覚ましいスピードで進化しています。
患者様へより安全で質の高い医療を提供するためには、医師が常に最新の知識と技術を学び続けることが不可欠です。
東京美容外科では、開院以来20年以上にわたり、医師教育と技術向上を重要な柱として取り組んでまいりました。その一環として、3か月に一度、全国の院を一時的に休診し、「常勤医師技術講習会」を開催しております。
この講習会では、日々進歩する美容医療技術について学ぶだけでなく、難易度の高い修正手術やトラブル症例についても症例共有・ディスカッションを行い、知識と技術の向上に努めています。また、国内のみならず海外研修や国際学会にも積極的に参加し、世界の最新技術や知識を学び、日本の患者様へ還元する努力を継続しております。

また医療において最も重要なのは、知識や技術以前に、「倫理観」と「人としての姿勢」であると考えております。
解剖実習やCadaver研修は、ご献体となってくださった方々の尊いご意思と、そのご家族の深いご理解の上に成り立つ、極めて神聖で厳粛な学びの場です。

その場に参加させていただく医療従事者には、通常以上に高い倫理観と慎重な行動が求められます。私たちは、その自覚と配慮が十分ではなかったことを深く反省しております。
この経験を決して風化させることなく、今後の医療活動に活かしていくため、以下の取り組みを継続しております。

1. 医療倫理およびSNS利用に関する認識の見直し

私たちは、医療従事者としての情報発信の在り方について、改めて見直しを行いました。
現在は、SNSを含むすべての情報発信について、

・医療倫理に反していないか
・患者様や関係者への配慮に欠けていないか
・誤解を与える表現になっていないか
・医療全体への信頼を損なう内容ではないか

を慎重に確認した上で発信を行う体制へ見直しております。
また、「悪意がなければよい」のではなく、「社会からどのように受け取られるか」を常に考えることの重要性を、改めて強く認識しております。

2. 解剖実習・研修における撮影および情報発信の停止

現在、解剖実習・Cadaver研修等においては、写真撮影およびSNS等への情報発信を行わないことを徹底しております。
また、実習や研修へ参加する際には、「学ばせていただいている」という謙虚な姿勢を常に忘れず、医学教育の場に対する敬意を持って臨むことを徹底しております。
医学教育の場は、自己表現の場ではなく、真摯に学ぶ場であるという基本を、改めて深く胸に刻んでおります。

3. 倫理教育・医療安全に関する学び直し

この期間、私たちは医療倫理、医療安全、医療者としての社会的責任について、改めて見直しを行ってまいりました。
特に、

・医療者に求められるプロフェッショナリズム
・SNS時代における医療情報発信
・ご献体・医学教育に対する倫理観

について再学習を行い、医療従事者としてあるべき姿勢を改めて確認しております。
また現在は、Cadaver研修や解剖実習へ参加する際には、事前の倫理講習の受講を必須としております。

解剖実習は、医学教育において極めて尊く厳粛な場であり、ご献体になってくださった方々の尊いご意思と、ご家族の深いご理解の上に成り立っています。
そのことを決して形式的に捉えるのではなく、実習に参加する前段階から倫理観を再確認し、十分な理解と敬意を持って臨むことが重要であると、私たちは改めて認識しております。

さらに、医師だけではなく、看護師、事務職員、マーケティングチームを含む全職員が、医療倫理や社会的責任について学び続ける体制を整えております。
今後も、外部の法律家や医師を講師として招き、継続的な倫理教育と意識向上に努めてまいります。

4. 発信内容に対する確認体制の導入

現在は、医療に関する発信や、社会的影響が考えられる内容については、第三者による確認を行う体制を導入しております。
自分たちでは問題ないと考えていても、客観的に見ると不適切である場合があることを、今回の件を通して痛感したためです。
今後も、独りよがりな発信にならないよう、常に客観性と慎重さを持ちながら、適切な情報発信に努めてまいります。

今後の医療活動において、より誠実に、より謙虚に患者様や医療に向き合うための重要な教訓としていきたいと考えております。
医療従事者としての責任と倫理観を常に忘れず、一つ一つの行動をより慎重に見つめながら、患者様に安心していただける医療を提供できるよう努めてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。