TALK 全身麻酔×歯科治療

全身麻酔による「眠っている間に無痛の歯科治療」について、林歯科医師と金山麻酔科医が特別対談。
お互いの印象から全身麻酔による歯科治療について、患者様目線にたった歯科治療を目指し、お二人が語りました。

本日はよろしくお願い致します。それでは最初にお名前と自己紹介をお願い致します。

林先生審美歯科診療部長をしております、歯科医師の林伸至(ハヤシシンジ)と申します。

金山先生麻酔科診療部長をしております、麻酔科医の金山旭(カネヤマアキラ)と申します。

お二人は出会って2年ぐらいですかね?確かプロフィール写真を撮影した時が初めての出会いだったような?その時の印象と、実際仕事をしてみてのお互いの印象を教えていただけますでしょうか?

林先生一番最初にご挨拶した時に標準語だったので、まさか大阪出身とは思わず、後々聞くと地元も近く、東京に染まっているなという印象でした(笑)。
実際仕事をしてみて、全身麻酔の治療の時には歯科のスタッフが気を使ったり変な緊張をさせないように、仕事をしやすい環境を作ってくれる、頼りがいのある麻酔科医ですね。

金山先生 同郷ということで、話をしていくうちにスゴく明るくていい先生だなという第一印象でした。
今も変わらず明るく元気で当院のムードメーカーなんじゃないですかね(笑) ただ診療になった時の真剣な眼差しが、普段とのギャップがあってかっこいいなと思わせる先生です。

眠っている間に無痛の歯科治療

さっそくですが全身麻酔を使った「眠っている間に無痛の歯科治療」について、どんな治療なのか教えていただけますでしょうか?

林先生全身麻酔を患者様にかけさせていただいて、完全に寝ている状態の時に歯科治療をする治療法です。

全身麻酔を使った歯科治療を行うことでの、患者様にとっての利点はなんでしょうか?

林先生歯医者はあまり皆さんに喜ばれる場所ではないので、歯の治療に恐怖心がある方には寝ている間に治療が行えるので、そこが一番の利点だと思います。
また治療時間を長くとれるので、通常の歯科クリニックで何回も通わないとできないような治療が1回で終了できるというのも利点の1つです。

例えば親知らずを4本抜かなければいけない場合、通常の歯科クリニックと比べて期間はどの程度違いますでしょうか?

林先生その人の歯の生え方にもよりますが、通常1回通院した時に1本抜き、ある程度傷口が治るのに1~2週間かかるので、その後通院で4本抜くとなると1~2ヶ月はかかります。
全身麻酔を使うと1回で治療が終わりますので、期間でいうと2ヶ月ぐらいの違いはあると思います。

治療に関しては解りました。
麻酔医科医の金山先生にお聞きしたいのですが、全身麻酔というとどうしても大がかかりな手術をする時に行うという印象ですが、改めてとなりますが全身麻酔とは具体的にどんなことをするのか、教えていただけますでしょうか?

金山先生 よく聞く麻酔法として、点滴で静脈に細いカテーテルを入れる点滴から麻酔の薬を使って患者様に麻酔をかけるのですが、それだけだと普通の静脈内鎮静法という麻酔になるのですが、全身麻酔とは更に麻酔を深めていって、患者様の意識や痛みを完全に取り去った状態まで麻酔を深めていきます。
その過程で呼吸が不安定になってしまうので、気管の中まで呼吸を助けるチューブを入れさせてもらって、それを人工呼吸器につなげて呼吸を助けながら治療を行うのが全身麻酔です。
あとよく勘違いされるのが、麻酔を入れたら後は麻酔が覚めていくと勘違いされることがあるのですが、治療が終わるまでの間の時間を調整することができますので、どんな長さの治療にも耐えられるのも特徴の1つです。

静脈内鎮静法ではなく全身麻酔を行うのは、どんな理由からですか?

金山先生 静脈内鎮静法とは広く歯科クリニックでもされている麻酔法ですが、長い治療には不向なのと、歯を沢山けずったり、歯を抜いたりする際に大量のお水を使わなければ行けないシーンが多々ありますが、静脈内鎮静法だと患者様自分自身の力で息をしてます。その中に水が飛び交ってますので、気管に水が入ってしまうことでむせてしまったり、痛み止めの局所麻酔注射の痛みに耐えられず動いてしまったり、治療の質もそうですが、患者様の安全性に不安があるので、全身麻酔で行っております。

全身麻酔で治療を受けた患者様の反応

現在多くの全身麻酔の歯科治療を行っておりますが、治療をうけてみた患者様の反応はいかがでしょうか?

林先生 親知らずを抜くだけでなく、セラミックの治療をする時でも全身麻酔を行うのですが、当日に複数本歯を削って仮歯までいれて、起きた時に口元をみて皆さん口を揃えて言われるのは「本当に眠っている間に終わったんですね」と言われます。
親知らずを抜いた時は「本当に抜いたんですか?」と言われることが多いですね。

金山先生全身麻酔をはじめて受けられる方は非常に不安に思われています。
やはり全身麻酔は大きい手術で受けるものだと思っておられる方が多いので、その場合しっかり説明を行い、不安や疑問を解消できるようにお話させてもらっています。
逆に全身麻酔を受けられて、その快適さを経験したことのある方は、かなり高い期待をもって全身麻酔に臨まれています。

歯科医師として治療を行う上で通常の治療と全身麻酔での治療の違い

患者様側からではなく歯科医師として全身麻酔での治療と通常の治療の違いはどのように感じますか?

林先生 通常の治療では患者様は起きていますので、治療の際に痛くないですか?苦しくないですか?とお声がけをしたり、定期的にうがいをしてもらったり、患者様の状態をみて、注意しなければいけない箇所というのがあるのですが、全身麻酔の場合は、そういった所を麻酔科医におまかせできるので、歯科治療だけに集中できスムーズに治療が行えるので、治療時間が短くできます。

金山先生 僕がよく言っているのですが、麻酔科医は患者様と外科医両方にサービスする仕事、というのがそこになります。

林先生 本当にそれは実感しました。

常勤の麻酔科医がいる強み

林先生にお聞きしたいのですが、以前、金山先生が常勤の麻酔科医がいるクリニックの利点として、麻酔科医が治療を行う医師の特徴を把握でき連携もスムーズで、阿吽の呼吸で仕事出来るとおっしゃっておりましたが、実際やってみてその辺りはいかがでしょうか?

林先生 麻酔科医の責任者として金山先生が常勤していらっしゃるので、他の麻酔科医の先生との連携もスムーズに行えてます。
金山先生から見た自分の印象も他の麻酔科医の先生に伝えてもらっているので、いつ・どの麻酔科医と組んでも同じ治療を提供できてます。

金山先生 数を繰り返すことによって周りのスタッフもそうですけど、流れをしっかり理解して、どういう進行でやっていくか等、チームとしてどんどん精鋭になってきています。
同じメンバーでやっていくことで阿吽の呼吸で仕事ができ、治療のクオリティを上げることに関して、貢献できてると思います。

今後の課題

全身麻酔の歯科治療は増えてくると思いますか?またお二人が感じている今後の課題はありますか?

林先生 1回の治療で何回か分の治療はできるのですが、1回の通院で治療が完結することが今の所できないので、機材の導入や少しでも治療回数を減らせるようなエビデンスを作っていくことが課題だと考えています。

金山先生 全身麻酔に対して怖いという印象を持たれている方が多いので、そこを払拭していくことが僕の努めなのかなと思っております。
安全に手術(麻酔)を行う為の環境を日々作る努力を行っていますので、そこを情報発信して広めていければと考えております。

最後に

お二人からこの対談を見ている皆様に向けて一言ずつお願い致します。

林先生 全身麻酔の歯科治療を受けた皆様に喜んで頂けるような治療ができるように日々頑張っておりますので是非ご来院ください。

金山先生 全身麻酔の歯科治療ということで、麻酔科医と歯科医師のコラボで今までになかったような価値を作りだしております。
歯科治療が怖い、痛いのが嫌だという方に見合う結果を我々は出せると思いますので、是非ご検討いただければと思います。

本日はありがとうございました。

CONTACT

当院は、完全予約制となっております。
当日のご予約が可能な場合もございますので
まずはお気軽にお問い合わせください。

お問合せ・ご相談はこちらから

ご予約受付時間 9:00~21:00

美容メニューをご希望の方は、
こちらよりご覧いただけます。